お歳暮をやめるときの例文|相手別の伝え方と、切り出す場面・届いたときの断り方

毎年続けてきたお歳暮を、そろそろやめたい。理由は人によってさまざまです。相手との付き合いが変わった、家計の負担を見直したい、高齢になって手配が難しくなった、高齢の両親に代わって続けてきたやり取りを見直したい、会社の方針で虚礼をやめることになった。どれも珍しいことではありません。
毎年の習慣になっているからこそ、迷うのは、やめること自体より「どう伝えれば失礼にならないか」のほうです。この記事では、やめ方を3つの型に分け、相手別にそのまま使える例文を並べました。切り出す場面と、やめると伝えたあとに先方から届いた場合の断り方までまとめています。
1. お歳暮をやめるのは失礼?|やめ方で印象が決まる
お歳暮は本来、日頃お世話になっている方へ一年の感謝を伝える季節のご挨拶で、品物を届けることそのものより、その気持ちに意味がある風習です。贈答品のマナーとしても義務ではないので、やめること自体が失礼になるわけではありません。印象を左右するのは、やめる理由よりも、黙って止めるか、ひと言添えてやめるかの違いです。
- 黙って止める|相手は「何かあったのか」「届かなかったのか」と気をもみます。先方が贈り続けている場合は、相手だけが続ける形になります。
- ひと言添えてやめる|これまでのお礼と、今後はご挨拶に切り替えたいことを伝えると、相手も気持ちよく区切りをつけられます。
お歳暮をいつまでに贈るか、遅れたときに表書きをどう変えるかといった時期の話は、お歳暮の時期はいつ?相手ごとに締切を決める逆算のしかたにまとめています。この記事は、やめるときの伝え方を、相手別の例文から順にまとめました。
2. やめ方は3つの型|相手との関係で選ぶ
一般的によく紹介されているのは「今回でやめる」「少しずつ減らす」「別の形に置き直す」の3通りです。実際に使うときは、何で伝えるかまで決めておくと迷いません。
| 型 | やり方 | 向く相手 |
|---|---|---|
| 伝えてやめる | 最後のお歳暮に添え状を付けて、今回で区切ることを伝える | 会社の上司・取引先、仲人・恩師など、改まった関係の相手 |
| お礼状に添える | 先方からいただいたお歳暮のお礼状に、今後のお心遣いは辞退したいとひと言入れる | 先方からも毎年届く相手、お互いに贈り合っている親戚 |
| ご挨拶に置き直す | 品物はやめ、年賀状や季節の便り、帰省のときの手土産など別の形で感謝を伝える | 家族ぐるみの付き合いがある相手、今後も関係が続く相手 |
品物の金額を少しずつ下げる、数年かけてフェードアウトする、というパターンを紹介する記事もあります。一般的なやり方の一つですが、相手からは「いつやめたのか」が分からず、結局どちらも贈り続けてしまったり、行き違いからトラブルになったりすることもあります。迷ったら、ひと言添えて一度で区切るほうが、お互いに気を使わずに済み、完全にやめるまでがスムーズです。
3. 切り出す場面|品物と一緒か、お礼のときか、顔を合わせたときか
伝えるタイミングは、相手との関係と、やり取りの形によって選びます。年末の忙しい時期に急いで伝えるより、品物やお礼状と一緒に伝えるほうが、相手にとっても受け取りやすい形です。
- 最後に贈るお歳暮に添え状を付ける|こちらから贈っている相手に向きます。最後のお歳暮を用意するときに、添え状も一緒に書いておきます。品物と一緒に「今年で最後」と伝えるので、相手も受け取りやすい形です。
- いただいたお歳暮のお礼状に書く|先方から届く相手に向きます。お礼を述べたうえで、今後のお心遣いはご無用にと添えます。お礼状そのものの書き方は、お歳暮のお礼状|相手と急ぎ方で手段を選ぶ逆引きにまとめています。
- 帰省や年始のご挨拶で直接伝える|親戚や義実家のように顔を合わせる機会がある相手に向きます。口頭で伝えたあとに、短い手紙を送るとより丁寧です。
連絡の仕方は、ふだんのやり取りに合わせます。電話やメール、LINE は、ふだんからその手段で連絡を取り合っている相手なら構いません。改まった関係の相手には、ハガキか、便箋を封筒に入れた手紙のほうが気持ちが伝わります。
4. 相手別の例文|同じ骨組みで書くと迷わない
例文はどれも、①これまでのお礼 → ②やめる理由 → ③今後のお願い(ご挨拶に切り替える) → ④相手を気づかう結びの4つで組み立てています。理由は正直に、ただし相手の負担には触れず自分側の事情として書くのが基本です。手紙の文章として送る場合は、「拝啓」と時候の挨拶で始めて「敬具」で結ぶ構成にし、相手との関係に合わせて表現を選んでください。どの文例も、最後に相手を気づかう一言を添えるだけで、印象がやわらかくなります。文例を作成するときは、長く書くより簡単な言葉で用件を伝えるほうが伝わります。
高齢の親戚へ(お互いに贈り合っている場合)
すっかりご無沙汰しておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。いつも心のこもった贈り物をいただき、本当にありがとうございます。長年のお付き合いに、家族一同感謝しております。
さて、私どもも年を重ね、品物を選んで手配することが難しくなってまいりました。誠に勝手ながら、今後は季節のご挨拶を手紙でお送りする形にさせていただければと存じます。
どうか〇〇様からのお心遣いも、今後はご無用になさってください。
寒さが厳しくなります折、どうぞお体を大切にお過ごしください。
義実家へ
いつも家族のことを気にかけていただき、ありがとうございます。
これまで季節ごとに贈り物をしてまいりましたが、今後はお互いに気を使わずに済むよう、年末の贈り物は控え、帰省の折に顔を見てご挨拶する形にさせていただけたらと思っております。
これからも変わらずよろしくお願いいたします。
義実家は、両家で考え方が違うことが多い相手です。やめる前に、配偶者と方針をそろえておくと伝えやすくなります。両家の方針の決め方は、お歳暮は義実家に贈る?両家で方針が違うときの決め方にまとめています。
会社の上司・取引先へ(会社の方針による場合)
拝啓 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社では本年より、季節のご挨拶としての贈答を控えることといたしました。誠に勝手ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
また、御社からのお心遣いにつきましても、今後はご辞退申し上げたく存じます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
会社の規定や虚礼廃止が理由なら、個人の判断ではなく会社としての方針として伝えるほうが、相手も受け取りやすくなります。在職中の上司個人とのやり取りなら、異動や退職の区切りに合わせると切り出しやすくなります。
仲人・恩師へ
結婚の際には大変お世話になり、その後も温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
これまで季節のご挨拶として品物をお送りしてまいりましたが、本年をもちまして一区切りとさせていただき、今後は年賀状などで近況をお知らせすることでご挨拶に代えさせていただければと存じます。
皆様のご健勝をお祈りするとともに、くれぐれもご自愛くださいませ。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
仲人へのお歳暮は、続ける年数をあらかじめ区切っておく家庭が多い相手です。区切りの年に、品物と一緒にこの添え状を送ると自然に切り替えられます。
友人へ
毎年すてきな贈り物をありがとう。いつも楽しみにしていました。
お互い忙しくなってきたし、これからは気を使わずに、会えたときに話したり、年賀状で近況を伝え合ったりする形にしない?
これからもよろしくね。
友人には、改まった手紙よりもふだんの言葉のほうが伝わります。メールやメッセージでも十分です。
5. 先方から届いたときの対処法|お礼を先に、辞退はそのあと
やめると決めたあとに先方から届いた場合や、もともと一方的にいただいている場合は、受け取ってお礼を伝えたうえで、今後のお心遣いを辞退するのが穏やかです。届いた品物を送り返したり、受け取らずに返したりすると、相手の気持ちを否定する形になるので、よほどの事情がない限り避けます。
このたびは結構なお品をお送りいただき、誠にありがとうございました。家族でありがたく頂戴いたしました。
いつもお心にかけていただき恐縮しておりますが、どうか今後はこのようなお気遣いはなさいませんよう、お願い申し上げます。
これからも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
辞退を伝えた相手から翌年も届いた場合は、もう一度お礼を伝えたうえで、同じお願いを繰り返します。相手の側にも「急にやめるのは失礼」という気持ちがあるので、二度目で区切りがつくことも少なくありません。
6. やめたあとに残す「ご挨拶」の形
お歳暮をやめても、感謝の気持ちまでやめる必要はありません。品物をやめて、ご挨拶は残すのが、関係を保ったまま負担を軽くする方法です。
- 年賀状・季節の便り|品物の代わりに、近況や家族の様子をひと言添えた年賀状で新年のご挨拶をし、夏には暑中見舞いを送ります。来年以降も続けやすい形です。
- 帰省のときの手土産|親戚や義実家には、顔を合わせる機会に気軽な手土産を持参する形に置き直せます。
- 特別な機会にだけ贈る|毎年の贈答はやめて、長寿のお祝いや退職、引っ越し、誕生日のプレゼントなど、節目のときにだけ贈り物をする形です。
節目に一度だけ贈るものなら、相手の好みが分からなくても選びやすい、使えば無くなる消えものが向いています。価格帯から選び方を整理したいときは、高級入浴剤ギフトの選び方に基準をまとめています。
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ReNELU SPARKLING SPA TABLET
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※2 炭酸水素Na(基剤)
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7. お歳暮をやめるときに気をつけること
- 相手が喪中の年に切り出さない|忌明けを待つか、翌年に回すほうが相手の負担になりません。喪中の年のお歳暮の扱いは、お歳暮と喪中|4つの立場で決める贈り方にまとめています。
- お中元とお歳暮を両方贈っている相手は、まとめて伝える|どちらか一方だけやめるのか、両方やめるのかを例文の中ではっきり書くと、相手が迷いません。
- 理由で相手を責めない|「いただくのが負担」「お返しが大変」のように相手の行動を理由にせず、自分の事情や方針として書きます。
- 家族の中で方針をそろえる|夫婦や親子で、誰に対してやめるかを先に相談しておくと、伝えたあとに食い違いが起きません。結婚後に始まった両家とのやり取りは、どちらか一人で決めずに夫婦で相談してから伝えます。
- 無理に続けない|負担を感じながら何年間も続けると、贈り物そのものが心配の種になります。最近は、関係を良好に保ったまま贈答をやめる人も少なくありません。やめる背景を一言伝えれば、期間を区切ることに引け目を感じる必要はありません。
- やめたあとも、ご挨拶の手紙は続ける|最初の年だけでも年賀状や季節の便りを送ると、関係が切れたわけではないことが伝わります。
8. よくある質問(FAQ)
Q. お歳暮をやめるのは失礼ですか?
やめること自体は失礼にはあたりません。黙って止めるのではなく、これまでのお礼と、今後はご挨拶に切り替えたいことをひと言添えると、相手も気持ちよく区切りをつけられます。
Q. 何も言わずにやめてもいいですか?
相手が「届かなかったのか」「何かあったのか」と気にすることがあります。特に先方からも届いている相手には、お礼状に辞退の一文を入れるなど、ひと言伝えるほうが穏やかです。
Q. いつ伝えればいいですか?
こちらから贈っている相手なら最後のお歳暮に添え状を付けて、先方から届く相手ならお礼状に書いて伝えます。親戚や義実家には、帰省のときに直接伝えてから手紙を送る形もあります。
Q. 理由はどう書けばいいですか?
高齢になった、家族の方針を見直した、会社の方針で贈答を控えることになったなど、自分側の事情として書きます。相手の負担や行動を理由にするのは避けます。
Q. 例文はメールで送ってもいいですか?
ふだんからメールでやり取りしている友人や親しい相手なら構いません。目上の方や改まった関係の相手には、手紙かはがきのほうが丁寧です。
Q. やめると伝えたのに、翌年も届きました。
受け取ってお礼を伝えたうえで、もう一度今後のお心遣いを辞退する一文を添えます。送り返すのは相手の気持ちを否定する形になるので、避けたほうが穏やかです。
Q. 会社関係のお歳暮はどうやめればいいですか?
会社として贈答を控える方針になった場合は、個人の判断ではなく会社の方針として伝えます。取引先からのお心遣いも、同じ文面の中で辞退するとまとめて区切れます。
Q. 仲人へのお歳暮はいつまで続けますか?
続ける年数をあらかじめ区切っておき、区切りの年に添え状で今後はご挨拶に切り替えることを伝える家庭が多くあります。そのあとは年賀状などで近況を伝えます。
Q. 義実家へのお歳暮をやめたいときは?
先に配偶者と方針をそろえてから、帰省のときなど顔を合わせる機会に伝え、そのあと短い手紙を送ると角が立ちにくくなります。
Q. お中元だけ、お歳暮だけやめることはできますか?
できます。お中元をやめて、一年の感謝を伝えるお歳暮だけを残す形もあります。どちらをやめるのかを、例文の中ではっきり書いてください。
Q. やめたあと、何も贈らなくていいですか?
毎年の贈り物はやめても、年賀状や季節の便りでご挨拶を続けると関係が保てます。長寿のお祝いや退職など、節目にだけ贈る形にする人もいます。
9. まとめ|品物はやめても、ひと言とご挨拶は残す
お歳暮をやめるときに一番大事なのは、黙って止めずに、これまでのお礼と今後のご挨拶を一言添えることです。こちらから贈っている相手には最後のお歳暮の添え状で、先方から届く相手にはお礼状で伝えます。
例文は「お礼→理由→今後のお願い→結び」の4つで組み立て、理由は自分側の事情として書きます。やめたあとも年賀状や季節の便りでご挨拶を続ければ、付き合いはそのまま続いていきます。
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※本品は医薬品・医薬部外品ではありません。


